ライフビジョン自社出版
労働組合文庫1
A6版/本文220頁
本体1,050円+送料
(振込料はお客様ご負担)
|
あとがきより
組合活動の不活発を語る場合、必ず組織率の低さに言及されます。しかし、組織率が低いといっても一千万人が組織されているような組織は他にはありません。大組織なのに社会的存在感がないことこそ問題なのです。
組合活性化のためには「組織する・教育する・宣伝する」の三本柱を職場において実践していくことに尽きます。たとえば新入組合員教育が充実している組織はほとんどないでしょう。
組織が行き続けるためには弛まざる「活動システムの改善」「組織活動の強化」「新規事業の開発」に取り組まなければなりませんが、バブル崩壊後の活動には積極的な芽を見ることが少なくなりました。
「会社がこけたら元も子もない」論は緊急避難に過ぎず、いつまでも呪縛にとりつかれていたのでは元気が出ません。ここらで「労使対等」原則に立ち返って、元気な活動を再創業していただきたいのです。
この組合文庫シリーズにおいては、現場で活躍される組合役員、活動家の皆さんを対象に、組合活性化のための思想と理論を提供いたします。ご活用いただくことを切に願っております。
奥井 禮喜
☆本文の一部をPDFファイルで公開しています
労働組合とは何か
|