生活的道楽 奥井禮喜(ライフビジョン代表)

《最新の記事から5件》

 少し異なる視点? 
2017.06.27 No.0627084657 

 自分の発言や行動について、反省が一切できない人物が、政界の頂点に立ち続けると、どんな国になるだろうか?

 おちゃらけを言うのではない。

 スピノザ(1632〜1677)は言いました。

 ――わたしは人間の諸行動を、笑わず、嘆かず、呪詛もせず、ただ理解することにひたすら努めた――


 責任 
2017.06.26 No.0626170048 

 1946年9月30日、ニュルンベルク法廷で、第二次世界大戦におけるドイツの主要戦争犯罪人に対する判決が出された。裁判自体に関するさまざまな主張があるが、それは横へ置く。

 わたしが強い刺激をうけたのは、首席検察官ロバート・ジャクソンの最終陳述である。いわく、

 ――被告人たちは、何も見ておらず、何も聞いていない。彼らの主張を総合すると、でたらめなヒトラー政権の姿が浮かび上がる。

 政府No.2の人物は、反ユダヤ主義の法律に書名しながら、ユダヤ人大虐殺に気づかなかったという。

 No.3の人物は、ヒトラーの命令を読みもせず伝達しただけだという。

 外相は外交問題に疎く、外交政策を知らなかった。――

 これは、もちろん権力支配者の頂点に立っていた人々が、責任回避の弁明を重ねることに対して発せられた言葉である。

 ところで、主権在民の国において国政に関して、「わたしは1国民に過ぎないから知りませんでした」ということは言えるが、厳しく考えれば、責任回避の弁明にしかならない――と、わたしは思う。


 注目 
2017.06.25 No.0625122211 

 文在寅・韓国大統領が、来年2月の平昌冬季五輪で南北合同チームを結成しようと呼びかけた。

 なんとか話し合いのきっかけを作ろうとする気持ちであろう。

 韓国の大手新聞は軒並み制裁論、韓米同盟強化論だが、それだけでは出口がない。

 制裁論も対話を放棄しているのではないから、これは注目に値する。


 中東問題 
2017.06.24 No.0624145006 

 イエメンでは、2011年の騒乱から内戦が続いている。

 1978年から強権独裁政治をやっていたサーレハ大統領の後、2012年にハーディー大統領に変わった。

 これに対してサーレハと組んだフーシ派(シーア派=イランが支援)が16年に救国政府を作り、2つの政府(派)が対立抗争している。さらにアラビア半島のアルカイダ(AQAP)の支援を受けたアンサール・アル・シャリアが加わって三つ巴の内戦になっている。

 一時劣勢だったハーディー政府が、サウジアラビア(=アメリカが支援)を中心にスンニ派のアラブ諸国の援助で大攻勢をかけている。

 イエメン人口は2,800万人、すでに1万人が死亡、市民生活は極めて悪い。さらに、コレラが発生という大変な状況にある。

 過日、中東訪問したトランプが、中東各国に対してイランとの対決を焚きつけた。

 このほど、サウジアラビアでは、イエメン内戦を大きくしたサウジ王の息子サルマンが皇太子になった。イランと資源開発で共同しているカタールを切ったのもサルマンである。

 中東の戦火はなかなか収まる気配がない。


 よくよく考えよう 
2017.06.23 No.0623170732 

 韓国の文在寅大統領は、なんとかして北朝鮮との対話の糸口を作るべく努力している。

 韓国の大手新聞社は懐疑的で、要するに制裁強化路線である。アメリカや日本と同じだ。

 なるほど北朝鮮の行動は孤立を深める以外のなにものでもないから、制裁論一本槍になりやすいのは無理からぬかもしれない。

 周辺国が高飛車に出れば、北朝鮮が降参するだろうか?

 制裁一本槍でいけば、結局は、北朝鮮は自爆的行動に出るしかない。冷静に考えなければならないのは、そのような行動に追い込むことが、どんな事態を招くかという問題である。

 文在寅大統領や、中国が制裁に慎重論を唱えるのは、大きな意味をもっている。制裁論で思考停止するのが、もっとも危ない。


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