セミナー
働き方の多様化と労使の役割

雇用について近代市民法においては、
――すべて人間は独立・自由・平等な法的人格者であり、「契約自由の原則」に基づいて雇用関係を締結できる――ことになっています。

しかし、雇用者と被雇用者の関係においては、「契約自由の原則」は、もっぱら雇用者側において容易に行使できるのであって、現実には被雇用者は雇用者に従属せざるをえない。その理屈が現実の姿として現れたのが非正規雇用の増大であり、「多様な働き方」論といえるでしょう。

職場ではいま、さまざまな呼称の従業員が働いています。同じ職場で同じ目標に向かっているはずなのに、互いによそよそしさ、ギスギス感があり、チームのダイナミズムは起きにくく、仕事の面白みが希薄で、生産性への期待も限定的…なのはないでしょうか。

そこに自由な働き方、ダイバシティなど、またまた定義の定かでない新語が流布されています。

「自由度の高い働き方」とは、個人においては労働でも仕事でもない、「活動」状態にあること。一方組織においてはそのために、「労働諸条件の合理性」「組織運営の合理性」を追求すること。  つまり、組織としては「活用し」、個人としては「活用される」関係を目的意識的に構築することでありましょう。

このセミナーでは雇用される働き方における「活用の論理」を提案します。

日 時 2007年11月19日(月) 13:15〜16:45
会 場 国立オリンピック記念青少年総合センター
  東京都渋谷区代々木神園町3-1
  Tel:03-3467-7201 http://www.nyc.go.jp
講 師 奥井禮喜
  有)ライフビジョン代表取締役、ユニオンアカデミー事務局他
  著書、発表論文、週刊コラムはhttp://www.lifev.comで発表
参加費 10,000円 (ユニオンアカデミー会員8,000円)
主 催 ユニオンアカデミー
  〒151-0063 渋谷区富ヶ谷1-53-4 本橋ビル3F
  有)ライフビジョン内
  Tel:03-3485-1397 Fax:03-3460-4456
  office@lifev.com