働き方の研究集会 Vol.4
生活の質を高める働き方の模索

この社会は、個々人が追い求めた「幸せ」が「集積」した姿といえるでしょう。個別の幸福観の集積はしかし、環境、人口、経済、家族、地域、職場などから点検すると合成の誤謬を来たしているようにも見えます。

男女共同参画に関する専門調査会はワーク・ライフ・バランスのために、「生活の質を高める働き方の実現」を掲げました。「働き方の見直し」は仕事の効率や生産性向上の視点ばかりではないでしょう。

そこで働き方の研究集会vol.4は、生活の質、生き方の側から、今日の働き方について点検します。

現場の話題を携えて、どうぞご参加くださいませ。

日 時 2008年9月16日(火) 13:00〜16:45
会 場 国立オリンピック記念青少年総合センター セ414室
  東京都渋谷区代々木神園町3-1
  Tel:03-3467-7201 http://www.nyc.go.jp
プログラム 問題提起の講義

グループワーク1
  生活の質点検(人生設計の研修ツールを使います)
  このままでいいのか、どんな生活が望ましいのか

グループワーク2
  望ましい生活の質に対していまの働き方はどうか
  その問題・課題の洗い出し、現在の組合活動点検

発表と自由討議

コーディネータの総括
コーディネータ 奥井禮喜(ライフビジョン代表、ユニオンアカデミー事務局)
新妻健治(イオングループ労連会長)
参加費 10,000円 (ユニオンアカデミー会員8,000円)
主 催 ユニオンアカデミー
  〒151-0063 渋谷区富ヶ谷1-53-4 本橋ビル3F
  有)ライフビジョン内
  tel:03-3485-1397 fax:03-3460-4456

なぜ「働き方の研究」なのか 1
 ハード的不快を克服したと言っても目下の職場は問題だらけ。せっかくの職業生涯を「生活の糧」論だけで通過するのはもったいない。組合は労働の元締めである。「仕事とは何か?」「いかに働くべきか!」そして「いかに生きるべきか!」。「働き方の研究」は単に職場内、経済活動の範囲内に留まらない。新しい組合活動の突破口として、「働き方改革」という切り口を提唱したい。

なぜ「働き方の研究」なのか 2
 組合離れは同時に会社離れでもある。仕事それ自体が本気で見詰められ語られるようにしなければ、個人と組織の紐帯はおろか、社会の発展も望めない。社会の公器・組合がちまちまと内向きのことしか考えられないとしたら、なんと無意味で退屈な存在であろう。労働の元締めである組合の視点を「働き方」から再構築しよう。それが今日のユニオン・アイデンティティーになるはずである。