ユニオンアカデミー公開講座
組合の思想と存在感---活動の原点をもう一度

■ セミナーの切り口

長時間労働、過労死、貧富の格差拡大、住むところもない労働者…、これは18世紀の話ではありません。 「暴走する資本主義の中では市民や労働者がないがしろにされ、民主主義が機能しなくなっている」のだそうです。労働組合は21世紀に無用な存在どころか、社会システムは18世紀の弱肉強食に先祖がえりしました。

労働者であり消費者であり、自らを養い子供を育て、親を看取る生活者の、そのインフラである安定した雇用、安心できる医療や老後、豊かな心を育てる教育、少なくとも路頭に迷わない住宅政策などは、どんどん薄くなっています。

その責任の半分は拝金主義に流れ、社会より個人の損得を優先し、わかりやすいポピュリズムを受け入れたわれわれ選挙民にある、というのは言いすぎでしょうか。

労働組合は民主主義の旗手であり実践者です。最大多数の上流未満無名人を組織し、教育し、望ましい社会構築のために口を出す存在です。

活動の原点をじっくり学びなおして、働く人の「自衛」のための英気を養います。どうぞお出かけくださいませ。

日 時 2009年5月18日(月) 13:00〜16:45
会 場 国立オリンピック記念青少年総合センター
  東京都渋谷区代々木神園町3-1
  Tel:03-3467-7201 http://www.nyc.go.jp
参加費 10,000円(ユニオンアカデミー会員8,000円)
  自社文庫「組合の思想と存在感U−新大衆運動論」(2001刊)付
講 師 奥井 禮喜
主 催 ユニオンアカデミー
  〒151-0063 渋谷区富ヶ谷1-53-4 本橋ビル3F
  有)ライフビジョン内
  tel:03-3485-1397 fax:03-3460-4456
  office@lifev.com

Who's奥井禮喜?
有)ライフビジョン代表取締役、日本労働ペンクラブ会員、ライフビジョン学会顧問、ユニオンアカデミー事務局 他 1976年、三菱電機労組中執時代に日本初の人生設計セミナー開催。著書「労働組合が倒産する」で人事・労働界の注目を浴びる。1982年独立し個人の老後問題から余暇、自由時間、政治、社会を論ず。1985年月刊ライフビジョン創刊。1993年『連帯する自我』をキーワードにライフビジョン学会を組織。講演、執筆、コンサルテーション、インターネットを使った「メール通信教育」などで後進育成中。2002年大衆運動の理論的拠点としてのユニオンアカデミー旗上げ。2006年On Line Journalライフビジョン創刊。講演、執筆、コンサルテーション、インターネットによる通信教育などでオピニオンを展開し現在に至る。