政権交代と働き方の視点から
期待される組合活動とは

この夏、国民の選択によって、政権は財界寄りと言われた政党から、「国民が主役」を掲げる政党に代わりました。
労働組合嫌いの自民党に代わり、働く大衆に近い民主党他が国のかじ取りをすることになりました。

戦後60年にわたり国民は、経済成長→ 会社の繁栄→ 働く人の豊かな暮らし、という考え方を支持してきました。
労働運動もまた、敗戦後の国の形を模索する「政治の季節」を超え、生産性運動に協力して資本主義繁栄の果実を求める「経済闘争」にまい進しました。

おかげで国民は物質的豊かさを実現しました。しかし欧米キャッチアップに代わる目標を創造できずに「豊かさゆとりを感られない」と、財テクバブルに突入しました。
その後の新自由主義経済や金融危機は、働く人に厳しいものでした。社会は不正や偽装、貧困が問題になり、政権は財政危機、福祉後退、政治不信で行き詰まりました。

政治体制の転換は人々に価値観の転換、暮らし方・働き方の転換を迫ります。政治と経済のパラダイムが変わろうとするいま、働く人の政権を支えるために、組合はどんな運動軸を打ち立てればよいのでしょう。

組合が取り組むべき戦略戦術について問題提起します。

日 時 2009年10月19日(月) 13:00〜16:45
講 師 奥井 禮喜
会 場 国立オリンピック記念青少年総合センター
  東京都渋谷区代々木神園町3-1
  Tel:03-3467-7201 http://www.nyc.go.jp
参加費 8,000円 ユニオンアカデミー会員は6,000円
主 催 ユニオンアカデミー
  〒151-0063 渋谷区富ヶ谷1-53-4 本橋ビル3F
  有)ライフビジョン内
  tel:03-3485-1397 fax:03-3460-4456
  office@lifev.com

Who's奥井禮喜?
ライフビジョン代表、ユニオンアカデミー事務局
1976年、三菱電機労組中執時代に日本初の人生設計セミナーを開催し、現在のライフプラン研修ブームを草分ける。著書「老後悠々」(日本経済新聞社)「労働組合が倒産する」(総合労働研究所)で人事・労働界の注目を浴びる。1982年独立し(有)IFGラボ設立、個人の老後問題から人事労働問題、政治、社会を論ず。1985年月刊ライフビジョン創刊。1993年『連帯する自我』をキーワードにライフビジョン学会を組織。2002年大衆運動の理論的拠点としてのユニオンアカデミー旗上げ。2006年On Line Journalライフビジョン創刊。講演、執筆、コンサルテーション、インターネットによる通信教育などでオピニオンを展開し現在に至る。