第二の創業期を担う皆様へ
労働組合とは何か

セミナーのコンセプト

政治体制は民主主義、経済体制は資本主義のわが国ですが、職場や市民社会における民主主義の理解が停滞しています。一方で働く人の高学歴化が進んだのに、社会の活力が増えたようにも見えません。

45年の職業人生が流され、状況に合わせ、何かに反応するだけの毎日だとしたら不毛です。

「食うために働く」のは「生きている」とは言えません。「仕方ない」とやり過ごすばかりでは、心の電池も切れてしまうでしょう。現実にもっと懐疑心を、既存の仕組みに問題意識を。

労働組合は一人では解決できない問題を学習し、仲間と手をつなぎ、社会に働きかけて解決してゆく民主主義的機関の一つです。

新しく組合執行部になられた皆さんに期待を込めて、このプログラムをお送りします。


セミナーの切り口

1. 何のために生きるのか、働くのか
        ――人生の意味、労働の意味について

2. 現代社会の何が問題か
        ――資本主義の限界と人間疎外

3. 労働組合の存在理由は何か
        ――組合は人間の学校だ

4. 活動を阻害するエネルギー
        ――大衆の習性、組織の慣性

5. 組合活動の技術と実践
        ――参加・協働する民主主義の現場


日 時 2012年7月18日(水) 13:00〜16:45
会 場 国立オリンピック記念青少年総合センター
  渋谷区代々木神園町3-1
  Tel:03-3467-7201  http://www.nyc.go.jp
主 催 ユニオンアカデミー
〒151-0063 渋谷区富ヶ谷1-53-4 本橋ビル3F
tel:03-3485-1397 fax:03-3460-4456
参加費 10,000円/人 ユニオンアカデミー会員は8,000円
文庫「労働組合とは何か―第二の創業期を担う皆様へ」(ライフビジョン出版)付き。文庫の目次とダイジェストはHPでご覧下さい。


講師 奥井禮喜 ライフビジョン代表、ユニオンアカデミー事務局

1976年、三菱電機労組中執時代に日本初の人生設計セミナーを開催し、現在のライフプラン研修ブームを草分ける。著書「老後悠々」(日本経済新聞社)「労働組合が倒産する」(総合労働研究所)で人事・労働界の注目を浴びる。1982年独立し、個人の老後問題から人事労働問題、政治、社会を論ず。1985年月刊ライフビジョン創刊。1993年『連帯する自我』をキーワードにライフビジョン学会を組織。2002年大衆運動の理論的拠点としてのユニオンアカデミー旗上げ。2006年On Line Journalライフビジョン創刊。講演、執筆、コンサルテーション、インターネットによる通信教育などで後進育成中。
2010.8文庫「だから、組合に行こう」、2011.11文庫「協働する社会・学」発表。