セミナーご案内
組合運働の哲学とは

セミナーのコンセプト

「哲学をやって何が得られたか?」と質問されたとき、ソクラテスの門人アンティステネス(BC445頃〜BC360頃)は、「自分自身と交際する能力を学んだ」と答えたという。
その弟子のディオゲネス(〜BC323)は、「私には哲学は向いていません」と言う若者に対して「では、なぜ生きているのか!?」と問い返した。

日本のオピニオンは生き方の基軸なし、理想なし、どんな社会を創りたいかの設計図もない。「経済」を唯一の成功指標としたばかりに、経済に不調を来すとたちどころに迷走する。

人間は社会的存在であり、社会を否定しては生存できない。
人間は矛盾に満ちた存在であり、社会もまた矛盾に満ちている。
だから人間は、自分と社会の矛盾を解決しつつ生きる存在である。
もしここに大衆を組織する労働組合が人間の共生共存を進める設計図を描くとしたら、その核となるものの考え方は何か…。どうぞお付き合いくださいませ。


日 時 2012年8月23日(木) 13:00〜16:45
主 催 ユニオンアカデミー
〒151-0063 渋谷区富ヶ谷1-53-4 本橋ビル3F
tel:03-3485-1397 fax:03-3460-4456
会 場 国立オリンピック記念青少年総合センター
  渋谷区代々木神園町3-1
  Tel:03-3467-7201  http://www.nyc.go.jp
参加費 10,000円/人 ユニオンアカデミー会員は8,000円
セミナーには文庫「協働する社会・学」が付きます。


講師 奥井禮喜 ライフビジョン代表、ユニオンアカデミー事務局

1976年、三菱電機労組中執時代に日本初の人生設計セミナーを開催し、現在のライフプラン研修ブームを草分ける。著書「老後悠々」(日本経済新聞社)「労働組合が倒産する」(総合労働研究所)で人事・労働界の注目を浴びる。1982年独立し、個人の老後問題から人事労働問題、政治、社会を論ず。1985年月刊ライフビジョン創刊。1993年『連帯する自我』をキーワードにライフビジョン学会を組織。2002年大衆運動の理論的拠点としてのユニオンアカデミー旗上げ。2006年On Line Journalライフビジョン創刊。講演、執筆、コンサルテーション、インターネットによる通信教育などで後進育成中。
2010.8文庫「だから、組合に行こう」、2011.11文庫「協働する社会・学」発表。