2017/05
春は花見と天ぷら登山曽野緋暮子


 春と言えばお花見! 以前はあちらこちらの里山で楽しんでいたが、メンバーも高齢化している。そこで山歩きが難しくなった人でも参加できる場所を探した。JRの駅が近く、駅の傍にスーパーがあり、花見場所近くに公衆トイレがあり、展望台の下なら雨でも花見ができる、山の上まで車で行くことも可能という好条件の場所があった。ここならば手ぶら参加で現地調達可、時間に遅れても参加可能、酔っぱらっても自力で帰れる。
 得意のおでんをコンロ付き鍋ごと持ち込んでくれるYさん、もちろん家族の車での送迎ありき。伊達巻とポテトサラダはMさんの定番。それぞれにこだわりのある果実酒も全部の味見が出来ないほど集まる。そしてビール、日本酒、焼酎等々…。料理の腕のない私には場所取りという仕事もある。
 ことしは寒さが居座って桜の開花が遅れ、開花宣言が出た後は雨続きで覚悟していたところ、予定日の前々日の降水確率80%が突然、晴れに変わった。現役の人や孫守の人が参加しやすいように、ことしは日曜日に設定したので場所取りが重要なポイントとなった。
 当日の午前6時半、地元の私が場所取りに出張る。洗濯を済ませ、メガネとマスクでスッピンをカバーし、ブルーシートと重り代わりの水入りペットボトル10本を車に積み込んで場所取りに行った。朝早かったので思っていた場所を取ることができた。急いで帰宅し家事の続きをこなし、酒やおにぎり、食後のコーヒーセットを積んで自転車で再び花見会場へ。既にあちらこちらでBBQや宴会が始まっていたが、ブルーシートの場所は確保できていた。「うん、早起きの場所取りは正解だった。」と自己満足。
 皆楽しみにしてくれていたのだろうか、早くも集合時間の約1時間前には集まり始めて何となく宴会がスタート。出欠を取らない自由参加だが、結局17名が集まった。桜のもとで食事もお喋りも進む。もちろん、アルコールも次々空いていく。日程を桜の開花にピッタリと合わせることは難しいが、酔っぱらっても自力で帰ることができるので場所は当分ここにしようと決まった。来年も場所取りは私だ!
 春の行事第二弾は天ぷら登山だ。
 昨年、山菜を天ぷらにして山頂で食べようと里山歩きの隊長の発案で、楽しかったのでことしもとやろうとまとまった。天ぷら鍋やコンロ、油、天ぷら粉、山菜だけでは足りないので他の食材、水等を各自の食器、飲み物とは別に分担して背負って行く。行先はJRで約2時間北の385mの里山だ。
 山菜を見つけるために山の中に分け入る。地図を眺めながら、枝や蔓を伐採しながら進む。ヤブ漕ぎを抜けた辺りの日当たりの良い所に山菜が多くある。昨年より1週間早かったのでコシアブラ、タラの芽、タカノツメ、アザミ、フキ等が、お土産として数人が持ち帰る程多く採れた。天ぷらだから洗わなくても大丈夫と次々に揚げる。山菜特有の苦みが美味しい! クーラーボックスを背負って来た人はビールを振る舞う。青空の基新緑のなかでの揚げたて天ぷらと冷たいビールは最高! しんどい目をして登って来た甲斐があったなあ〜。
 安全に下山するために締めのコーヒーは必需品。山頂コーヒーはこれまた最高だ!
 お花見と天ぷら登山、春の定番行事になったがどちらも健康ありきの話だ。来年も元気でいなくては…と健康管理を心に刻む私です。





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