主権在民こそ憲法の肝だ

主権在民こそ憲法の肝だ

NO.1614  日本の国会は二院制である。衆議院と参議院がある。両院は独立した存在である。両院が別々に議決した意思が一致したとき、それを議会の意思とする。国会審議を、慎重に、より精緻に意...

高井潔司「清沢洌の中国論」ご案内

高井潔司「清沢洌の中国論」ご案内

 高井潔司さんが、先日出版した『民族自決と非戦――大正デモクラシー中国論の命運』(集広舎刊)で、書き残した戦前の外交評論家・清沢洌の中国論について、以下のサイトで連載を始めました。毎月1回、...

チャップリン

チャップリン

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  殺伐とした世間を眺めていると、しばしばチャップリン(1889~1977)を思い出す。大ファンというほどでもないし、彼の作品もたくさん見たわけではない。し...

「まとも」の追加

「まとも」の追加

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  ヴィクトール・E・フランクル(週刊RO通信no.1613)が、ナチの強制収容所にいた体験で、次のような話も残した。  「人間は、なんらかの定型に嵌めら...

まともか、まともでないか

まともか、まともでないか

NO.1613  オーストリアの精神医ヴィクトール・E・フランクル(1905~97)は、ウィーン大学医学部精神科教授、市立病院精神科部長であった。1938年ナチがオーストリアを併合し、42...

中央銀行の使命

中央銀行の使命

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  アメリカでは、トランプがFRB議長のパウエルに、利下げをしなければ解任だと恐喝まがいの圧力をかけた。世界を相手に高関税を振り回す。経済学者のクルーグマン...

トランプがウクライナを見放せば

トランプがウクライナを見放せば

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  アメリカのルビオ国務長官が、「ウクライナ・ロシア和平交渉について、両国が具体的提案を示さねば、アメリカは仲介から手を引く」と警告した。  トランプが仲...

信頼を捨てたアメリカ

信頼を捨てたアメリカ

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  大統領就任100日の、トランプ支持率は39%、不支持率は55%で、トランプ一派には不本意だろう。しかし、考えてみれば至極当然の結果である。  最大の理...

憲法とのお付き合い

憲法とのお付き合い

NO.1612  日本国憲法は、日本国の国民を結びつける基本的な掟であるから、これを国民一人ひとりが尊重するべきことは当たり前である。しかし、これはきわめつき理屈であって、誰もが日常的に憲...

「ここには尽きない問題」を考える

「ここには尽きない問題」を考える

筆者 新妻健治(にいづま・けんじ) ――先日始まった大阪・関西万博は、開催の経緯についての批判も多かったが、開催後も、SNS上では、連日の批判が止まない。そもそも、万博とはどのようなものな...